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美術家の言葉 |
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■ゴーギャンの色彩を読み解くためのヒントとなるものとして… 「助言をひとつ。あまり自然に即して描いてはいけない。芸術とは一つの抽象なのだ。自然を前に夢見つつ、自然から抽象を取り出したまえ(…)。ぼくの最近の仕事は順調だ。きみはそこに特別な調子を、というより以前からぼくが探究してきたことの確立、すなわち主調色にのみ注目しつつ行われる形と色彩の綜合を見出すとおもう」(1888年8月14日、ポン=タヴェンからシュフネッケルに宛てた手紙)Merlhes,159,p210 cf.Malingue 67 p134;Rewald 1978,p178 ※3
「色彩が今後近代絵画において果たすであろう重要な役割についても考えてください。音楽と同じく、色彩もまた振動であり、同じように、自然の中にあるもっとも普遍的なもの、したがってもっともあいまいなもの、つまり自然の内的な力をとらえることができるのです。ここ、私の小屋近く、全て静寂のなかで、私はうっとりするような自然のかおりのうちにある強烈なハーモニーについて夢想するのです」(批評家フォンテナスに宛てた手紙) Malingue 170,p288 ※10 「そして実際にあるもののことを考えるよりも、描きあげられる創造物についてもっと深く考えたまえ」※14
■ゴーギャンが“絵画”に賭けた理由ともなるもの、また絵画をいかに考え、どのような効果を求めていたかを表すものとして… 「色彩、光、影の一定の配置から来るあの印象がある。それが、絵の音楽と呼ばれるものである。その絵が再現しているものを知る前であっても−−あなたがたが、大聖堂に入り、その絵を判読するには余りに遠い距離にあるような時でも−−あなたがたが、この魔術的な和音にとらわれるのはよくあることである。ここに、他の芸術形式にたいする絵画の真の優越性がある。というのも、この情感が魂の最も内奥の部分に語りかけるのであるから」 ※13
「絵画はあらゆる芸術のなかで最も美しいものである。あらゆる感覚はその中に要約される。それを眺めればだれでも、想像力のおもむくままにロマンを作り出すことができるし、一目でもっとも深い思い出に満たされた魂をもつことができる。(…)それは他のあらゆる芸術を要約し、完成する、完全な芸術である」 (1885年頃に書かれたと思われる『総合的覚書』のなかで) Carnet de croquis,p57;Oviri,p23 ※2 「芸術作品は、それを見る能力のある者にとっては、そこに芸術家の魂の状態が反映している鏡である」 ※12
■芸術家の独創性についてのゴーギャンの見解… 「…違う、何千回といおう、違うのだ。芸術家というのは一塊で生まれるものではない。すでにはじめられた鎖に、もし彼が新しい輪をひとつでも加えるなら、それはそれで大変なことだ」 ※9 「人は自分が見たいように見る。それは虚偽だ。そしてこの偽りが芸術を形づくる」 ※15
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<ポール・ゴーギャン関連の書籍>
美術家の言葉の引用先、流用先文献 「ゴーギャン展−楽園を求めて」編集:本江邦夫、高橋幸次 発行:東京新聞 1987 ※2〜3 本江邦夫 「序論」 ※7 ロナルド・ピックヴァンス 「作品解説」 ※9 高橋幸次 「作品解説」 ※10 本江邦夫 「作品解説」 ※12 潮江宏三 「共感覚・気分・象徴−−モーリス・ドニと絵画」,「美術手帖 1976年1月号 特集 ナビ派−−色彩の預言者たち」 p59 ※13 同上 p59-60 ※14 『抽象美術入門』 著:フランク・ウットフォード 訳:木下哲夫 発行:美術出版社 1991 p.68 ※15 ※『19世紀の夢と現実 オルセー美術館展1999』 編集:高橋明也 発行:日本経済新聞社 1999 p253 |
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