Jeff Koons


  

  ジェフ・クーンズ


  

  

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美術家DATA ネオ・ジオ、シュミレーショ二スム

美術家の言葉 目次

ism(美術運動)の証言 目次

絵画の制作技法・構造と効果 目次

経歴

 1955 アメリカ合衆国ペンシルヴェ二ア州ヨークに生まれる。

1980年初頭 「ザ・ニュー」シリーズをはじめる。輝く電気掃除機などを積み重ねて蛍光灯を設置したケースに展示『ニュー・シェルトン・ウェット・ドライ・トリプル・デッカー』

1983 ピーター・ハリーがシュミレーショ二ズムの考えをあらわした論文を発表。ジェフ・クーンにも言及

1984-85 イースト・ヴィレッジの多くの画廊(インターナショナル・ウィズ・モニュメント、ネイチャー・モルト、ジェイ・ゴーニー・モダン・アートほか)で、トリシャ・コリンズ、リチャード・ミラーツォという批評家たちによりグループ展が集中的に開催され、参加。

1985 インターナショナル・ウィズ・モニュメント画廊で個展。『ツーボール 50-50 タンク』(水槽に2個のバスケットボールを浮かべた)は現在では著名。「平衡」シリーズとなっていく。

ネオ・ジオ(シュミレーショ二ズム)の中心となっていく

1986 シュミレーショ二ズムのアーティストを取り上げて論じたハル・フォスターの文章が「アート・イン・アメリカ」に掲載され、新表現主義の次代をになうものとしてシュミレーショ二ズムが台頭していく。

ソナベント画廊がネオ・ジオ(シュミレーショ二ズム)のショーを開催。

インターナショナル・ウイズ・モニュメント画廊で個展。「贅沢と堕落」シリーズで、旅行用バーセットやバカラのクリスタルセットなどの高級消耗品・オブジェをステンレス・スティールに転換する

1987 ホイットニー美術館・隔年展のホイットニー・バイアニアルに選出されて作品を出品。著名な『ラビット』(うさぎ型風船をステンレス・スティールに移し変えたもの)と上記の『ツーボール…』を出品

1988 ソナベント画廊で個展。美術誌にアイドル風に演出した自身の個展広告を掲載し話題に。作品も次第に実物大となり、土産人形風で寄せ集めたようなキッチュな作品に。砂浜で花のレイを首からさげた豚と太ったペンギンがサングラスにショートカットで寝そべる女性(胸から下は切断)をみている『Fait D'Hiver』など

ドイツのケルンのマックス・ヘッツラーでテレビ番組などのキャラクターを、陶器、セラミック、クリスタル、木などの材質で制作したものを展示。『ピンクパンサー』制作

 国際的展覧会の「Banalities」展に、陶器で制作した《マイケル・ジャクソンとバブルス》で参加

 1989 ロサンゼルス現代美術館の「記号の森」展(表現の危機としての美術)に『ウーマン・イン・タブ』などを出品

1990 第44回ヴェネツッア・ビエンナーレのアペルト90(若手アーティストの部門)にイタリアのポルノ女優であり政治家となったチョチョリーナと自身が愛し合う、エロティックとは無縁なキッチュな彫刻『ジェフ・アンド・イローナ』(木製)を出品。賛否両論ながら話題を集める

1992 ドクメンタから選にもれたが、その同時期にドイツで生花を使用した『子犬』を制作し発表

 

  

 

 <国内で見られる主な作品・所蔵品>

●東京都現代美術館

制作年

二段による掃除機の転置

1981―87

●大原美術館

 

贅沢と堕落/写真石版(3枚組)

1986

美術誌の広告/彩色石版(4枚組)

1988―89

ジェフ・クーンのシュミレーショ二ズムは馬鹿げている? いえいえ、実に巧妙ではないでしょうか。

ばかばかしい、とは見えながらも、さまざまなことに思いをめぐらせ、考える動機づけをしてくれます。

それに、キッチュな彫刻たちも、美術作品に必要な“注意を引きつける”力があります。超カワイー!でもいいんです。これがなければ、見る人とコミュニケートする機会ができませんし、その後、ちょっと考えてみる、という時間を作ることもないですから。

1990年のヴェネツッア・ビエンナーレに出品された作品も、酷評と絶賛が半ばし、でも観客の人たちがクーンの作品の話題が多かったという話はわかります。

 

  

 

より理解のために

green07_next.gif ジェフ・クーンの「美術家の言葉」

ジェフ・クーン関連の書籍

 

 

参考文献

「美術手帖1987年12月号 特集 ネオ・ジオ ニューヨークのニューモード 表現の近親相姦」 発行:美術出版社

ロバータ・スミス「ジェフ・クーン 消費の儀式」訳:長谷川祐子 『美術手帖1989年2月号』 発行:美術出版社より

『現代美術』 著:クラウス・ホネス 発行:タッシェン 1992

『現代美術 ウォーホル以後』 編:美術手帖編集部 発行:美術出版社 1990

「美術手帖1990年8月号 特集 拡大する美術 ヴェネツッア・ビエンナーレ速報」 発行:美術出版社

「美術手帖 1995年1月号 特集 90年代の海外注目アーティスト」 発行:美術出版社

「美術手帖1987年7月号 特別記事 ホイットニー・バイアニアル インタビュー:岩渕潤子 取材:杉浦邦恵」 発行:美術出版社

『THE NOW ART BOOK』 監修:ヴァルデマー・ヤヌシャック テキスト:セリア・リッテルトン企画編集:資生堂企業文化部ザ・ギンザアートスペース『ル・ミレニュム』編集部 平山景子、豊田佳子、深井さえ子 発行:光琳社出版 1996

東京都現代美術館1995年所蔵品目録