美術家の言葉 red05_next.gif 抽象表現主義>ジャクスン・ポロック


  

  

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絵画の制作技法・構造と効果 目次

 

ポロックが“見出した”ものを表すものとして…

 「私の絵の源泉は無意識である。わたしは絵にアプローチするのにデッサンと同じやり方でする。つまり直接に――予備知識な習作なしにである」 ※1

 「わたしには“抽象表現主義”などどうでもよい……それにこれは明らかに“非対象的”でも“非再現的”でもない。わたしはある時にはきわめて再現的であり、またいつでも少しは再現的である。しかしあなたがあなたの無意識をもとにして絵を描けば、形象は生まれですにはいない」 (セルデン・ロッドマン 『芸術家たちとの会話』より) ※2

 「過去100年の重要な絵がフランスで生み出されたという事実をわたしは認める。アメリカの画家たちは一般に近代絵画のポイントをはじめから終りまで捉え損ねてきた。したがってすぐれたヨーロッパの近代作家たちが目下アメリカにいるという事実はきわめて重要である、彼らが近代絵画の理解を身をもってもたらしているからだ。わたしはなかでも芸術の源泉は<無意識>であるという彼らの考えに感銘を受けた。わたしにはこの考え方がこれらの特定の画家がやっていること以上に興味深い、(後略)」 ※3

 

ジャクスン・ポロックが作品制作において意図したもののひとつとして…

 「わたしはイーゼルと壁画との間で機能する大きな動かすことのできる絵を描こうと思っている……わたしはイーゼル絵画は死に瀕している形式であると思う、そして近代の感情の趨勢は壁画に向かいつつある」 ※7

 

 「作品は、ちょうど音楽が楽しまれるように味わわれればいい。しばらくするとそれを好きになったりならなかったり。それにしても、そんなに深刻な問題とは思えませんね。私にとってはある花は好ましく、また別のある花は好ましくない。でもそれは少なくとも何かをあたえてくれるでしょう。―― そして私はそれにチャンスを与える」 (ウィリアム・ライトによるインタビュー。1951年録音。フランシス・V・オコナーの「ドキュメンタリー・クロノロジー」(『ジャクスン・ポロック:絵画、素描および他の作品をめぐる解説つき目録』 Vol4 p248―251) ※4

 

“アクション・ペインティング”とも呼ばれる自作についての見解として…

 「新しいものが必要となれば新しいテクニックも必要になる、というのが私の意見です。ですから近代の芸術家たちはその表現したいことを実現するために新たな方法、新たな手段を見つけ出してきました。ルネサンスその他過去の文化の古い型を使って、近代の芸術家がこの時代、飛行機、原子爆弾やラジオを表現するのはできない相談です。それぞれの時代はそれ自身のテクニックを見つけ出すのだから」((ウィリアム・ライトによるインタビュー。1951年録音。フランシス・V・オコナーの「ドキュメンタリー・クロノロジー」(『ジャクスン・ポロック:絵画、素描および他の作品をめぐる解説つき目録』 Vol4 p248―251) ※5

 「顔料の流れをコントロールするのはかなりの程度可能だと思えるからでしょう。偶然性などは使いませんね。偶然を否定しているのだから」 ((ウィリアム・ライトによるインタビュー。1951年録音。フランシス・V・オコナーの「ドキュメンタリー・クロノロジー」(『ジャクスン・ポロック:絵画、素描および他の作品をめぐる解説つき目録』 Vol4 p248―251) ※7

 

ポロックの芸術家としての自負心を表すものとして…

 (画家のハンス・ホフマンから自然をよく見て描けば、もっとよい絵が描ける、とアドバイスされた際に) 「私が自然だ!」 ※6

 

 


 

 

  

 

 

 

 

green07_next.gif ポロックの「美術家DATA」

green07_next.gif ポロックの「絵画の制作技法・構造と効果

 

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美術家の言葉の引用、流用先文献

 ※1,3,7宮川淳 「ポロック その言葉 イメージの回生を求めて」 『美術手帖 1968年1月号 特集 ポロック/エレクトロック時代の芸術/ルドン』 発行:美術出版社 p65

 ※2同上 67

 ※4,5 著:エリザベス・フランク 『モダン・マスターズ・シリーズ<日本語版> ジャクスン・ポロック』 訳:石崎浩一郎、谷川薫 発行:美術出版社 アベヴィル・プレス共同出版 1989 p110

 ※7 同上 p111

 ※6 『週刊美術館 ポロック/ロスコ』 ライター:藤崎圭一郎、藤原えりみ 発行:小学館 2000 p5