|
|||||||
美術家の言葉 |
|
|
|||||
|
■カンディンスキーとともに“青騎士”を結成していたマルク。マルクにとっての“抽象”とは何か?を示すもの、そしてマルクの絵画に対する姿勢を表すものとして… 「私の不完全さと生命の不完全さを克服する唯一の方法は、私の存在意義を精神的なものへと、つまり、死を免れない肉体から解き放たれたものへと置き換えること。すなわち、それは抽象絵画である…」※5 「われわれが今日求めるのは、現象のヴェールの下の、自然の中に隠されたものである。…われわれが求め、描くのは自然のこうした内的、精神的側面である」 ※1
■動物をモチーフとして繰り返し描いたマルク。動物を描いた理由になるものとして… 「私を取り巻く罪深い人間は、私の真の感情を呼びさますことはなかった。しかし、動物に生まれつき備わる生に対する感覚は、私のなかにあったすべての良きものを引き出した」 ※4
■オルフィスムにも強い影響を受けたマルク。その凶暴なまでの色彩の対比と立体派的なフォルムに潜む、自身が用いていた規則と感情のひとつとして… 「青は鋭く精神的で、男性的原理の色であり、黄色はソフトで明るく感覚的で、女性的原理の色である。(赤は物質、冷酷で、鈍重を表す)」()内は私の補足 ※2 「あらゆるもののなかに感じる有機的なリズムを……自然や、木や、動物や、大気のなかに“血”の流れる喜びを……」※3
|
|
<フランツ・マルク関連の書籍>
美術家の言葉の引用先、流用先文献 ※1 千足伸行 /<精神の眼>による風景 ドイツ・ロマン主義の現代への問いかけ,美術手帖 1978年3月号の中から ※2 千足伸行 「近代絵画の色彩:ドラクロワからフォーヴィスム、表現主義へ」 『メルツバッハー・コレクション展』 監修:千足伸行 発行:東京新聞 2001 p31 ※3 『週刊グレート・アーティスト23 マルク』 監修:中山公男 監修補佐:保井亜弓 発行:同朋舎 1990 p11 ※4 同上 p14 ※5 同上 p12 |
|||||