美術家の言葉 red05_next.gif 象徴主義>フェルナン・クノップス


  

  

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絵画の制作技法・構造と効果 目次

 

自身の芸術にも反映しているクノップス自身の思考(考え方)のひとつとして…

 「私たちの人生は過去にあり、願望は未来にあって、現在というものは存在しない。私たちが実在と呼ぶものは、思い出と希望とから紡ぎだされる」 ※1

 「私は自分だけの世界を創り出し、そこに遊ぶのです」 ※5

 

自作『愛撫』の解説のひとつであり、またクノップスのメタファーの仕方を垣間見られるものとして…

「…チーターは蛇に近く、最も這いつくばった野性の獣…男は快楽か権力かという選択に直面している…」 ルートヴィヒ・へヴェージ「フェルナン・クノップス−ブリュッセルの超神秘的画家」(展覧会カタログ『フェルナン・クノップスとウィーン分離派』ブリッセル美術館 1987 より ※2

 

クノップスの制作手法を現わすものとして…

 「ひとつの作品を作るために、私は滅多に下絵を描かないが、大量の「習作」を準備する。

 私は私の描く人物たちが、美術作品の上に表わされる瞬間まで、それぞれの場所に存在し続けることを望んでいる。これらの前段階の細部描写が、複雑な作品を生み出すのだ」 (1899年パウル・シュルツェ=ナウムブルクに宛てた手紙のなかで) ※3

 

クノップスの写真との関わりについてを現わすものとして…

 「私たちは、写真に対するいかなる偏見も持っていない。写真は芸術家の資料収集を容易ならしめ、芸術家は写真の持ち味を洗練することができる。技術的な部分に関しては、私たちの無知は大きい」  ((1920年4月8日ブリュセルで行われた講演中のなかで)※4

 


 

 

 

  

 

 

 

green07_next.gif フェルナン・クノップスの「美術家DATA」

 <クノップス関連の書籍

 

美術家の言葉の流用先、引用先

※1 木嶋俊介 「覚めた鏡、水色の花」「フェルナン・クノップス展」 監修:木島俊介 発行:東京新聞 1990

※2 西澤信彌 「クノップスの聖杯探求」 「フェルナン・クノップス展」 監修:木島俊介 発行:東京新聞 1990

※3〜4 カトリーヌ・ド・クロエス、ジゼル・オランジェ=ザンク 「フェルナン・クノップス展」 監修:木島俊介 発行:東京新聞 1990

※5  「世紀末ヨーロッパ 象徴派展」 監修:カトリーヌ・クロエス、フランソワ・ドールト、木島俊介 発行:東京新聞 1996 p.98