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美術家の言葉 |
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■生花や果物、チョコレートなどの素材を利用してきたガラッチョにとっての“素材”の意味、その選択方法をも垣間見させるものとして… 「素材の予測できない性質が好きなの。……(中略)……私の作品はもっとパブリックなもので、スタジオではほとんど制作せず、展覧会場で展開されます。そこでは素材のコントロールはできない。この意味で母と子の関係に似ていますね。 父親と母親がわかっていれば、ある子供の個性についてある程度予測する手がかりになる。でも、第三の要素、子供自身の個性がありますよね。子供はよく予想外の行動をする。おとなしくしていたり、いうことを聞かなかったり、コントロールできない。私が制作に当たってエキサイティングだと思うのは、素材を信頼して、そして予想外の第三の事態が起こることです」 ※1
■ガラッチョの制作手法(考え方)のひとつを現わすものとして… 「私にいわせれば、アートは料理のようなもの。でも私のアートは高級なフランス料理ではないの。素材を第一に考える地中海料理といったところね。人を紹介するというような「化学反応」にも興味がある。レシピに従って料理をするのに似ているから」 ※4
■ガラッチョの自作の広義(ある側面で)の解説ともなるものとして… 「私にとって記憶は視覚的イメージよりも、匂いや音によって呼び覚まされることのほうが多い。子供時代の思い出は多くの場合匂いと結びついています。……(中略)…… …つまり、私には記憶が大切なのです。記憶は多くのことと関わりをもっている。実体のないものを所有したり保存したりすることはできないから、ただ記憶のなかに残ります。子供時代も、人間関係も、休暇の出来事も、人生のほとんどは記憶に残るだけ。昨日のことはもう思い出」 ※2
「私が保存しておきたいもの、まさにそれを私は破壊している。そういう考えが好きでした」 (“Meltdown,Anya Gallaccio interviewed by Patricia Bickers”,Art Monthly, No.195(1996) ※3
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美術家の言葉の引用、流用先 ※1,2 『美術手帖1994年5月号 特集:ロンドンの逆襲』 「アーニャ・ガラッチョ」訳:梅宮典子 発行:美術出版社 p64 ※3 『リアル/ライフ イギリスの新しい美術』 編集:栃木県立美術館、福岡市美術館、広島市現代美術館、東京都現代美術館、芦屋市立美術館、プリティッシュ・カウンシル、朝日新聞社 発行:朝日新聞社 1998 p45 ※4 『THE NOW ART BOOK』 監修:ヴァルデマー・ヤヌシャック テキスト:セリア・リッテルトン企画編集:資生堂企業文化部ザ・ギンザアートスペース『ル・ミレニュム』編集部 平山景子、豊田佳子、深井さえ子 発行:光琳社出版 1996 |
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