Jean Tinguery


  

  ジャン・ティンゲリー


  

  

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美術家DATA ヌーヴォーレアリスム目次

美術家の言葉 目次

ism(美術運動)の証言 目次

絵画の制作技法・構造と効果 目次

 経歴

 1925 スイスのフライブルクに生まれる。バーゼルの美術学校で学ぶ

シュヴィッターズやクレー、シュルレアリスムの影響を受け、鉄線による立体作品を制作

1953 パリに出る。そこで幾何学的構造と運動をユーモラスに統一した《メタマチック》シリーズの彫刻を制作

1954 パリで初めての個展を開催

その後、回転レリーフ「メタメカニズム」を制作

1955 イヴ・クラインと出会う

1956 マルセイユで開催された「アヴァンギャルド・アート・フェスティヴァル」に参加

1958 イヴ・クラインと共同でイリス・クレール画廊で「純粋な速度とモノクロームの安定化」と題した展覧会を開く

 寄せ集めによる彫刻制作(アッサンブラージュ)を始める

1959 デュッセルドルフ市に航空機より15000部のビラをまく。デュッセンドルフのシュメラ画廊で個展。オープニングのスピーチをクラインが行う

 自動デッサン機械の《メタマティック》を発表

1960  クラインのアパートで「ヌーヴォー・リアリスム」の宣言書に署名

 NY近代美術館前で最初の自壊機械《ニューヨーク賛歌》を公開する。この機械は自らの動きによって、最後には自滅してしまうプロセスを提示した

 その後、噴水彫刻、音の彫刻、住居彫刻などの機械を制作する

1970 ミラノでのヌーヴォー・レアリスム10周年で作品を公開

1980年代 死のテーマ、教会儀式の参照がさらに強くなる

また、大規模な機械を製作

1988―89 《哲学者たち》シリーズを制作

1991 ベルンで死去

 

 

 

  

 

<国内で見られる主な作品・所蔵品>

●原美術館

制作年

ペリカンの卵/板、鉄、モーター

1958

 ティンゲリーの作品は、アッサンブラージュというよりも、美術表現のための機械。

 自壊機械を実際に見たことがないので、ぜひその記録ビデオでもいいので見てみたいものです。どなたかお持ちではないですか?

 私はゼンマイを巻いて動くオモチャ「鉄棒少女」を持っています。平行な棒にプラスチック製の人形が、ぶらさがっている(人形の体は両腕の間をつなぐ針金に更にぶらさがっている)単純なもの。しかし、動きだすと、鉄棒の先についている重りが振り子の役割を果たし、人形は前後上下に、時には人形の体が回転したりと、不規則な動きをします。

 次にどのような動きに移るのかは予測不能。まぁ、これはそういう玩具ですが、そこが面白い

 ハイテク(という言葉自体古いか)、IT時代なのだからビデオ・アートより、ティンゲリーのようなテクノロジーの美術マシンを私は待望します(映像よりも造形、インスタ派ですので)。そこには、より個性が入る続けていける可能性があると思うのですが…。

 

  

 

 <ジャン・ティンゲリー関連の書籍

 

参考文献

 「身体と表現 1920−1980 ポンビドゥーセンター所蔵作品から」 編集:東京国立近代美術館、市川政憲、千葉成夫、中村和雄 発行:NHK、NHKプロモーション 1996 

  「La Collection ポンピドー・コレクション展カタログ」編集発行:東京都現代美術館、朝日新聞社、テレビ朝日 1997

 「イブ・クライン展図録」 編集・発行:財団法人高輪美術館、滋賀県立近代美術館、いわき市立美術館、西武美術館、朝日新聞社 1985

 原美術館ホームページ ARTabase