Robert Rauschenberg


  

  ロバート・ラウシェンバーグ


  

  

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美術家DATA ネオ・ダダ 目次

美術家の言葉 目次

ism(美術運動)の証言 目次

絵画の制作技法・構造と効果 目次

経歴

1925 アメリカ合衆国のメキシコ湾岸テキサス州のポート・アーサーでキリスト教会で献身的に活動する家庭に生まれる。

オースティンのテキサス大学薬学課程に入学するも半年で放校処分に。

アメリカ合衆国、第二次世界大戦に参戦。合衆国海軍に入隊し、サン・ディエゴの海軍病院兵科学校の精神病院看護兵に配置。約2年間、カルフォルニアの各病院に配置。

その間、本物の絵画を初めて見て、画家となることを決意。海軍仲間から見つからないように、便所でドローイングを描く。

1945 除隊。カンザス・シティ美術研究所で学ぶ

1948 パリへ渡仏。アカデミー・ジュリアンで学ぶも仏語が話せず、同年、後に妻となるスーザン・ワイルと帰国

帰国後はタイム誌の記事で読んで知っていた抽象絵画のパイオニアのジョセフ・アルバースがいるカリフォルニアのブラック・マウンテン・カレッジで学ぶ

1949 ニューヨークへ

1951 ベティ・パーソンズ画廊ではじめての個展。モノクローム絵画のシリーズを制作

1953 妻と離婚。自ら「コンバイン・ペインティング」(廃品を貼り付けたキャンバスに描く)と呼ぶ、オブジェと抽象風タッチを同存させた作品を制作

1954 ジャスパー・ジョーンズと知り合う(アトリエが同じビルの上下階にある)。

ジョーンズが先に認められたが、その紹介でレオ・キャステリと知り合う

1955 代表作ともいえる『ベッド』を制作

1958 ニューヨークのレオ・キャステリ画廊でほぼ毎年作品を発表。

1959 著名なコンバイン絵画の『モノグラム』制作

1962 シルクスクリーン・ペインティングに着手。これらのコラージュ的なイメージの取り込みが、次第にポップ・アートの下地作りに影響を及ぼす

1963 ニューヨークのジューイッシュ美術館で回顧展

1964 ヴェネツッア・ビエンナーレで大賞受賞。それ以降60年代は、共同プロジェクトを中心とする

1966 ニューヨーク近代美術館で個展

1967 イメージを、まさに重ねてすかした『リボルバー』を制作

1974 サリー用プリント布地などを使用した<白霜>シリーズの制作をはじめる

1976 ニューヨーク近代美術館で回顧展

1979-81 ヨーロッパで巡回回顧展

1982 日本の原美術館、ニューヨーク近代美術館で個展

1986 各国をまわりながら作品を作るROCIプロジェクトの一環として、日本の世田谷美術館で展覧会

1987 メトロポリタン美術館で個展

 

 

  

 

<国内で見られる主な絵画・所蔵品>

●世田谷美術館

制作年

フランク(シグナル)/木、布、アクリル、シルク

1980

回廊−R.O.C.I 日本(3点1組)

1984

●原美術館 ※以下の3点は原美術館のHPで画像が見られます

 

間に合わせもの/油彩、シルクスクリーン

1964

ブースター/リトグラフ、シルクスクリーン

1967

スリリングショット リット♯5/木製ライトボックス、フィルム、シルクスクリーン、リトグラフ

 

 ●東京都現代美術館

 

 オーヴァーキャストT/油彩、シルクスクリーン

1962

 ●川村記念美術館

 

 深堀り井戸の噴出/アクリル・エナメル加工のアルミニウム

 1988

●横浜美術館

 

5時29分ベイ・ショア発

1981

●富山県立近代美術館

 

SLING-SHOTSLIT♯5

1985

●大原美術館

 

都市

1962

●国立国際美術館

 

至点

1968

●草月美術館

 

ゴールド・スタンダート/ミクストメディア

1964

●滋賀県立近代美術館

 

 カードバード・ドア/段ボール

1971

ゲート(北)/陶器

1982

●直島コンテンポラリー・アート・ミュージアム

 

ラン・オフ

1984

●ファーレ立川(パブリック)

 

自転車もどきY

1994

 <国内で見られる版画作品・所蔵品>

●滋賀県立近代美術館

 

アクシデント/リト

1963

ホーン/リト

1969

ミュール/トランスファー、コラージュ

1974

プライズ/リト

1964

サバーバン/リト

1962

アース・タイ/リト

1964

ブレイク/リト

1969

サック/リト

1969

トランス・ゾーン/リト

1969

スカイフック/リト

1969

メダリオン/リト

1969

スポール/リト

1969

アリーナU/リト

1969

フューズ/リト

1969

ストローボス/リト

1970

●横浜美術館

 

キティ・ホーク/リト

1974

5時29分ベイ・ショア発/リト、コラージュ

1981

凍てついたおとりT、U/ともにリト

1979

野生豚の群れ/エッチング

1981

超高速飛行機/リト

1983

●いわき市立美術館

 

スカイ・ガーデン/リト、シルク

1969

●国立国際美術館

 

アーバン

1962

●広島市現代美術館

 

 プレヴュー/オフセット、シルク、コラージュ

1974

●高松市美術館

 

ランドマーク/リト

1968

  

 

より理解のために

green07_next.gif ラウシェンバーグの「美術家の言葉」

 

▲ファーレ立川にある《自転車もどきY》。地下駐輪場の看板の機能を果たしています。夜になると、電源が入れられ、自転車が発光します

 

 金も知名度もなく、苦肉の策で、NYの街中に溢れる廃材を集め、そこから自らの新しい“形式”を生み出したラウシェンバーグ。

ネオ・ダダといえば、このラウシェンバーグとジャスパー・ジョーンズですが、ジョーンズは本道?のダダであるのに対し、ラウシェンバークは異質です。ハプニングやコンセプチュアルアートとも関連するからでしょうか…

ラウシェンバーグが目指したものは、本人の弁によると「狂気と正気の結合」。この言葉をもとに初期作品を見るとわかりやすいのでは。

後期の作品は、コラージュ的ともいえる、イメージの羅列にその対立や相互の意味吸収による別のイメージが発生します。そこにポップ・アートの先駆けも見ることができます。

とにかく、ミニマルの閉塞感を打開(破壊)し、絵画をさらに自由にしたといえるのでしょう。

 

 

  参考文献

 ロバート・ヒューズ 「ロバートラウシェンバーグ −−ザ・モスト・リヴィング・アーティスト」 翻訳:宝木範義、塩田純一 「ラウシェンバーグ−−ROCI日本展」編集、発行:世田谷美術館 1986

 「セゾン現代美術館 所蔵品図録」発行:セゾン現代美術館 1990

東京都現代美術館の作品解説カード

 「いわき市立美術館コレクション100」発行:いわき市立美術館 

「滋賀県立近代美術館名品選 現代美術」発行:滋賀県立近代美術館 平成6

「広島市現代美術館所蔵作品図録」発行:広島市現代美術館 1989

 「横浜美術館所蔵品目録T」発行:横浜美術館

「世田谷美術館所蔵品目録」発行:世田谷美術館

「川村記念美術館図録」発行:川村記念美術館 1995

原美術館ホームページ