Claes Oldenburg


  

  クレス・オルデンバーグ


  

  

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美術家DATA フルクサス/ハプニング目次

美術家の言葉 目次

ism(美術運動)の証言 目次

絵画の制作技法・構造と効果 目次

経歴

 1929 スウェーデンのストックホルムに生まれる。イェール大学、シカゴ美術研究所で学ぶ

1959 初期はポップアート的作品を制作。NYでハプニングを始めたアラン・カプローらと知り合う

1960 ジム・ダインとともにハプニングの《光線銃(レイ・ガン)シアター》を行う。部屋にスラム街からの廃品とヌードの女性を押し込めて、様々なパフォーマンスを行う

1961 ハプニングの《フォト・デス》を行う

制作したオブジェを販売する小売商店の《ザ・ストア》もハプニングのひとつとしてを発表。オブジェは石膏で色づけされた食べ物の模造。

その後、家具や洗面器といった日用品からハンバーガーやホッドドックなどの模造立体作品を制作。1962には続編ともいえべき《ストアの日々》

本来そのものとしては硬いものが、布などの柔らかい素材で作られ、従来のものとは対局にあるイメージを与えられることにより、混乱と思考を誘発される作品を制作していく

1963 上記の手法による《ソフト・タイプライター(ゴースト版)》を制作

 《寝室家具一式》は、原寸大で作られた他の素材(フォルミカ材)に写真を焼き付けた擬装の家具を部屋として配置したもの

1964 NYのシドニー・ジャニス画廊で個展。フォーム・ラバーとボール紙で作られ、その上に合成ポリマーなどで固めて着色された《フロアー・ケーキ》や数字のビスケットをつなげたような作品を発表。

 《フロアー・ケーキ》は高さが150cm近く、長さも3m近い巨大なもの

以後同画廊で1970年まで毎年個展を開催

1966 ストックホルムで個展

 水洗トイレをキャンヴァスやゴムなどで模倣して作った(そのためヘタってしまったように見える)《ソフト・トイレ――ゴースト・ヴァージョン》を発表

1969 NY市近代美術館で個展

 鋼鉄とアルミニウムで高さが6mもある抽象彫刻作品《幾何学的なネズミ》を制作。同作はシリーズとしてバージョンがある

1973 東京の南画廊で個展

 高さ3m以上の巨大ミットとそこに収まったオレンジ色のボールの《直立したミットとボール》を制作。

1974 NYのレオ・キャステリ画廊で個展。以後、同画廊で定期的に個展を開催(76,80,86,88,90)

1975 ミネアポリス・ウォーカー・アート・センターで個展

 英単語でかたどられた巨大な棒つきアイス・キャンディーといえる《アルファベット/グット・ヒューマー》を制作(高さは3m以上の彩色ファイバーグラスとブロンズ製)

1976 フィラデルフィアで巨大な洗濯ばさみを設置。日用品がモニュメントに置き換えられる

1977 アムステルダムで個展

 シカゴで巨大な野球のバットのモニュメント《バットの柱》を設置。高さは30mもある

1982 カッセルのドクメンタ7に参加。《商売道具》を出品

1985 《中身で支えられたチューブ》は、チューブから絞り出された中身がとぐろを巻き、チューブがその上に浮いているもので、ブロンズと鋼鉄で制作されている

1994 ファーレ立川のパブリックアート計画に参加。

 1997 第47回ヴェネツィア・ビエンナーレにクーゼ・ヴァン・ブリュッゲンとの競作を出品。重い質感に思えるものが軽やかに立つ立体作品

 

  

 

 <国内で見られる主な作品・所蔵品>

●宇都宮美術館

制作年

中身に支えられたチューブ

 

●霧島アートの森

 

ソフト・サクソフォン/ビニール・ウレタンフォーム、木

1992

●大原美術館

 

テムズ・ボールとロンドン上空の舌状雲/ソフトエッチング

1976

鋲/アクアチント、エッチングほか

1981

●ファーレ立川(パブリック)

 

リップスティック

1967

 

  

 

 

▲ファーレ立川の《リップスティック》。シドニー・ジャニス画廊で開催されたマリリン・モンローに捧げる展覧会のために制作されたもの。映画女優と同様、三次元の世界にありながら、二次元でしかないもの(女優としてはスクリーンの中だけ)という暗喩もあって平面的な作り(撮影:トビー高橋)

 クレス・オルデンバーグ関連の書籍

 

 

参考文献

『拡張する美術 アメリカン・アート1960―1990』 編集:ディオドラ・サマーベル リサーチ:エミリー・フィリップス 翻訳:木下哲夫、富井玲子 発行:世田谷美術館、国立国際美術館、福岡市美術館 1991

秋山邦晴 「ハプニングの歴史と世界のハプナーたち」 『美術手帖1968年8月号 特集:ハプニング/環境としての光の芸術/デ・クーニング』 発行:美術出版社

 『現代美術事典 アンフォルメルからニュー・ペインティングまで』 監修:中原佑介 編:美術出版社編集部 発行:美術出版社 1984

 『現代美術の歴史』 著:H.H.アーナスン 発行:美術出版社 1995 

 「美術手帖1982年10月号 特集:ドクメンタ7」 発行:美術出版社

「美術手帖1979年4月号 特集 現代美術の部屋」 発行:美術出版社

「美術手帖1997年9月号 特集 現代アートの祭典 国際美術展リポート’97」 発行:美術出版社