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 対象(立体物の全体)を斜めから見た場合に用いられる遠近法です

 一番馴染みがあるのが、建築物を斜め45°から見たものではないでしょうか。

 佐伯祐三や最近では横尾忠則氏も、こうした構図の建物を好んで描いています。ただし、佐伯祐三は一点透視法の方が多いですし、横尾氏はY字の別れ道という、建物よりも道、そしてそこにある暗喩に関心があるように思われますが…。

 二点透視法の特徴は、左右で収束していく消失点が水平線上(HL)にある、ということです。(もちろん、見ている場所及び建築物の立っている地面が水平であることが条件ですが)

 参考図版(写真)のような建物を、同じ構図でキャンヴァスに描いた場合、消失点はキャンヴァス外に出ます。

 こうした構図の絵画を見た場合には、その消失点を追ってみるのも一興では?と思います。

 もし、消失点が水平線上にない作品であればデッサンが悪いか(あまりそういうことはないでしょうが)、何らかの意図が込められていることになります。そうなれば、その意図は何かを探してみるという“挑戦”も始まります。


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